アマン京都(1) 石畳の庭が訪問者を癒す
この11月にオープンしたアマン京都。
このホテルが計画されオープンするまで、10年以上の歳月がたちました。
もともとの敷地は京都西陣織を扱う織物屋さんの所有で、織物の美術館を造るべく
40年近い歳月をかけてこの森の庭を育んできたそうです。
ここに見られる庭がその長い歳月を見事に表現してくれています。
エントランス入ってすぐの建物
黒い縦ルーバーで切妻屋根のきわめてシンプルな建物
こちらはレストラン棟
やがて現れる石畳の庭
玄関から入ると、庭と石の連続した空間が展開し、黒いシンプルなパビリオンが点在する配置。
この石畳の石の一つ一つの大きさに驚き、一歩一歩踏み進むことで、時の経過を感じることができます。
石には苔が生え、両側の森となった樹木に挟まれて、どこか神秘的ですらあります。
石積みの壁も見事
これだけの大きな石をどこからどのように運び積んだのか。
最初の所有者の熱い想いが伝わります。
こちらはオーストラリアの建築家ケニー・ヒルをたたえて設けられたケニー・ヒルの庭。
崖の上は大きな丸ごと1室のスイートルーム棟が見えます
多くのアマンリゾートの設計を行ってきたケニー・ヒルですがアマン京都が完成する前に帰らぬ人となりました。
どこか結界を表す、石の柱に渡された綱
ちょっと神秘的
裏山のほうに登っていきます。
散歩するには最高の細い路地
川を渡る橋を見てみると、なんと3枚の石を削って繋げて架けていました。
さらに進むと、水がわき出す井戸があります。
こちらの造形も見事