アマン京都(2) 森の中に点在するゲストハウス ケリー・ヒルの建築
オーストラリアの建築家ケニー・ヒルが設計したアマン京都の宿泊棟。
32ヘクタールの広大な土地が持つ美しい景色を壊すことなく、静かに佇む宿泊棟は、
切妻の屋根と黒い縦のルーバーのシンプルな外観です。
この土地のポテンシャルを気に入り、この場にアマンを計画しましたが、京都の厳しい規制が下りず、
ようやく実現しました。世界に散らばるアマンホテルは、その土地の持つ魅力を最大限に生かしながら
究極のリラクゼーションを追求するコンセプトですが、土地探しから、実現するまでどの施設もゆっくりと
時間の経過を街ながら、ひとつひとつ実現させています。この京都アマンもそのひとつ。
その精神が現れる素晴らしいホテルになっています。
一番高いところにあるスイート棟。杉が美しく並ぶ小路は圧巻
石積みの上にシンプルな形態の建物が載ります。
この石積みも見事です。時間を経過しないとこの雰囲気は絶対に出せません。
森の中に点在する宿泊棟
黒い外壁とシンプルな切妻屋根の外観
行き届いた庭の手入れも京都らしい。