唐津 洋々閣(7) 唐津焼の器が並ぶギャラリー
洋々閣には、唐津焼の器を展示するギャラリーが2か所設けられています。
そのうちの一つ。
柿沼守利さんは、20年にわたってこの洋々閣を順番に改修されていますが、このギャラリーが一番最初に設計したところだそうです。
唐津焼の器をどのように展示するか?なかなか悩むところですが、
ここでは、一つの部屋の中に、いくつものコーナーが設けられていて、その場所、その器に合った展示がされていました。
明るい光に満たされた廊下から一歩中に入ると、別世界が拡がります。
書院のような障子と棚の組み合わせ
床の間のような造りの展示スペース
こちらは、角が取られ、緩い円弧を描くような造作棚になっています。
奥に進むと、L字に折れて、さらに奥に展示空間が現れます。
掛け軸とのバランスも抜群です。
どの素材も選び抜かれたもので、落ち着きと品格が感じられます。
畳床と板床のような取り合い
入口方向を見る
入口付近の展示棚