聖母病院階段室。 柔らかい人造削り出しの手すり

外観の優しさは、そのまま内部にも表れます。 オリジナルで残っている塔の階段室。 ここの手すりがまた職人技の手すりなんです。 石のように見える階段手摺 でもこれは、左官による削り出しの手すり。多くの工程を経て、見事な手すり […]

聖母病院の優しい雰囲気を創り出す曲面コーナータイル

最近は、優しさを感じることができる建築を目指しているんですが、優しさはどこから出るのでしょうか?一つの手法としては、建物の角です。今はシャープで軽い建築が沢山建てられていますが、何だか厳しさを感じるのですね、私は。 で、 […]

世界文化賞 ラファエル・モネオの建築

今年の世界文化賞を受賞したスペインの建築家ラファエル・モネオ氏の講演を聞きに行きました。年齢もめされているので、あまり期待してなかったのですが、とんでもない。凄いパワフルな講演で、今でもバリバリの建築家であることがわかり […]

東急文化村でミハイル・プレトニョフの指揮でクラッシックを聞く

久しぶりの東急文化村オーチャードホール。 高い天井と優れた音響のホールはやはり、非日常を体験できて楽しいですね。 低い天井と日々戦っているので、ズドーンと天高い天井の大空間に座ると、それはそれで楽しいものです。 指揮は、 […]

連続する階段窯を連想させる洞窟のような階段

美術館の展示空間は、飾られる絵や作品が一番見えやすくする場といて設計されるわけですが、その他の移動空間は、設計者の腕の見せ所のひとつ。この多治見モザイクミュージアムも上の階に上っていく階段が見せ場。塗り壁で固められた洞窟 […]

建物に空いた丸い穴から空が見える

この多治見モザイクミュージアムの展示室の面白い部屋は、半外部の最上階。模型で見たように天井に丸い穴が空いています。ミュージアムなので、屋外展示はあるものですが、ここは不思議な空間。展示してあるのがタイルなので、勿論 […]

藤森照信建築 多治見モザイクタイルミュージアム

この多治見モザイクタイルミュージアムは、メディアで紹介されるのはやはり玄関側の立面なんですが、この全体の形もユニーク。屋根にはいつものように木が生えていますし、外壁の仕上げも職人の手の痕跡がのこるような塗り壁。内部の […]

多治見市 モザイクタイルミュージアム おにぎり建築

建築歴史家であり建築家である藤森照信氏設計の多治見市モザイクタイルミュージアムに立ち寄りました。モダン建築の枠から外れた建築で、しかも皆を魅了する建物を造り続けている藤森さん。この建物もどこか哀愁も感じさせるユーモラ […]

岐阜県現代陶芸美術館 山を削らず、地形に合わせて配置された美術館

陶芸の街多治見市にある美術館、セラミックパークMINO。イベントホールや国際会議場もある美術館です。設計は磯崎新氏。山と山の間に敷地形状をそのまま利用して建てられた建築で、その美術館に行くアプローチは、山にトンネルが彫 […]

特注タイル。瓦の形をしたタイル

マンションの外壁はメンテナンス、見た目の美しさ、耐久性を考えてタイルというのが定番でしたが、タイルが外壁から剥離、落下する事故が増えて10年点検が義務化されました。大きなマンションで、外壁のタイルを1枚1枚点検するには、 […]

美濃焼の優しい手触りの器は、ひとつひとつが手作り

お皿も機械でつくる工場は多いのですが、ここ美濃焼の寿山では皆手作り。 角の柔らかさや手触りがやはり機械ものと比べると、違うそうです。見て触るとわかるのですね。人の感覚はやはり奥がはかりしれません。 お皿の型を作って、粘土 […]

美濃焼の窯元 寿山 タイルは焼かれて完成

タイルの形が決まり、色も塗られて最後に焼かれます。滑車に載ったトレイに並べ、長い炉の中を1日かけてじっくり炊きます。焼く時間によっても色が変わるので、この火の加減は、やはり一番の肝となる部分。 奥の四角い箱が炉 トレイが […]