旧猪股邸-茶室につながる裏の道

居間からは、母屋とは離れて作られていると感じさせる茶室ですが、裏ではしっかりと廊下で繫がれていて、利便性を持っています。お客様は、居間から庭を通って茶室に入りますが、主人は、この裏道を通ります。 玄関ホールの奥に一段下が […]

旧猪股邸-1畳台目の茶室

書斎と同じく増築された和室で大きさは1畳台目という最小限の茶室 中はとても暗いのですが、目が慣れてくると壁からの採光がとても美しく見えてきます。左奥がにじり口 天井には照明器具をつけました。 壁は、化粧わらが入った塗り壁 […]

旧猪股邸ーコーナーサッシのある庭に開かれた書斎

吉田五十八が無くなってから増築された主人の書斎。 母屋から壁を出し、そこにコーナーサッシを付け、庭全体を180度眺められるように設計されています。 掘り炬燵がこの開口部近くに設けられ、いつでも庭の木々を眺められるようにな […]

障子の持つ魅力

和室から庭を見る。 勿論座っての目線で見た図です。 雪見障子を上げると、丁度木々が見え、奥の家は見えず、庭がずっと広がって見えるような高さに設計してあります。 座る位置と目線の高さによって全ての寸法が異なってきます。 こ […]

和室の良さを今に伝えられないか模索中

まずはご夫人の部屋 左の壁は取っ手の無い収納。中には金庫がありました。 家具は、全て造り付の家具。庭をみて寛がれたようです。 夫人室隣のクローゼット。箪笥も全て測って壁の中に納めてあります。 正面の開口からは、大きな樹 […]

中庭も備えたダイニング

ダイニングから広いリビングを見たところ。 大空間では自然と屋根は大きくなり高くなります。猪股邸では出来る限り高さを抑える意味も含めて中庭を設けることで屋根の架け方を工夫しています。更に中庭は、建物中央まで光を採り入れ […]

猪股邸ー庭と一体になる大きなリビングルーム

今日で震災2年です。復興はまだまだこれからですが、寒い中希望を持って我慢強く働いておられる方々には頭が下がります。私も心を大地に据えて、しっかりとやるべき事を着実に進めていきたいと思います。 さて、猪股邸の続きです。 こ […]

猪股邸ー一つの部屋になる玄関とホール

玄関の扉は2枚で、外は板戸で防犯用。その内側に障子が入っています。 障子を閉めると玄関というよりは、一つの部屋。 夜に障子を閉めておくと、出入りするだけの機能では無く、落着いたひと続きの部屋の一部として意識されてきます。 […]

猪股邸ー玄関の宙に浮く框

玄関を入った正面です。 壁の足元に開口部があり、光を採り入れ、風が抜けます。 良く見ると玄関の框が玄晶石の床から浮き上がっています。 途中に支える束がありません。どうやって浮かしているのでしょう。 カメラの床に近づけて奥 […]

猪股邸ー門から玄関までの変化に富むアプローチ

門を入ると正面は、高くなっていて右方向に視界が開けます。 手前には待合の腰掛が供えられていて、茶室に入る趣 そして石の上を一歩一歩進みます。 それぞれが異なる趣があり、ここだけでも物語ができそうです。 玄関の前は黒い玄晶 […]

旧猪股邸ー建築家吉田五十八設計の住宅

建築家吉田五十八は、明治27年生まれで、数奇屋建築の近代化に務め、日本的感覚を呼び起こす多くの優れた建築を設計したことで知られています。その吉田五十八が設計した住宅が世田谷成城にあり、見てきました。 道路に面して生垣があ […]

建売住宅N計画5竏窒ィ隣さんの外壁を内の庭の壁と見なす

お隣さんの家の外壁に木を貼り、こちらのリビングから庭を介して見る。 そうすると、囲われた庭のように落ち着きのある外部空間ができます。 あるルールをつくり、隣の家のリビング側の外壁をあえて化粧してそちらの窓は、小さ […]