ウエスティン都ホテル 佳水園 モダン数寄屋で囲まれた中庭

内部に足を踏み込みますと、自然視線は右の明るい開口部へと向きます。 そこにあるのは、石畳みの上にお銚子と徳利を表した芝の中庭 中庭ですから建物に囲まれているわけですが、その距離と建物、庭の大きさのバランスがもうこれしかな […]

ウエスティン都ホテル 佳水園 村野藤吾の現代数寄屋建築

長年行ってみたかった京都都ホテルの別邸佳水園に行きました。 建築家村野藤吾のモダン数寄屋の代表作の一つで、1959年の作。 まずは、ホテル本館の7階までEVで上がり、そこからアプローチを歩いて、門に辿り着きます。ここま […]

南禅寺 水路閣 南禅寺の環境に配慮した設計

南禅寺の三門をくぐり、法堂でお参りして、その左手の奥に行きますとこの煉瓦造りの水路閣と呼ばれる水路の建造物が見えます。 1890年の建造。琵琶湖からの水を京都市内へと運ぶ水路ですが、南禅寺の境内を通過するので、環境を配慮 […]

南禅寺三門 重厚な建築 江戸初期の重要文化財

南禅寺三門です。 門の中では、もっとも格式の高い二重門の形式をとっています。 柱は太く、重厚感があり、近くにいきますと、その迫力に驚かされます。 近くに写っている人とのスケールで、その大きさがわかると思います。 紅葉の時 […]

小堀遠州 鶴亀の庭 京都南禅寺金地院

2015年あけましておめでとうございます。今年も平和で安全で皆が幸せな素晴らしい1年になりますように 。 ということで、今年一番最初のブログはめでたいお庭の話。 京都南禅寺の塔頭の一つ金地院の中にある「鶴亀の庭」です。 […]

早稲田大学大熊記念講堂 宇宙の調和を表現した楕円形のトップライト

いよいよ講堂の内部です。 入ってまず目に飛び込んでくるのが、天井の楕円形のトップライト。 その楕円の中は中央に太陽を意味し、その周りに三日月が配置され、その周りに9の星をあしらっています。天井全体が宇宙であり、楕円が太陽 […]

早稲田大学大隈記念講堂 階段に注ぐ黄色い光

内部に入り、小さなホワイエがあります。1階席にはそのままストレートに扉を開けて入りますが、2階へはこの美しい階段を昇ることになります。 階段室には黄色いステンドが貼られた開口部が上部にあり、そこからの黄色い光が階段室を暖 […]

早稲田大学大隈記念講堂 チュウダーゴシック様式の建築

早稲田大学創設者の大隈重信を記念して建てられた大隈講堂です。東京都選定歴史建造物であり、重要文化財にもなっています。昭和2年に出来、設計は佐藤功一、佐藤武夫。手の痕跡が残るタイルを外装にまとい、125尺の時計塔がシンボル […]

樋口一葉ゆかりの伊勢屋質店 文京区

この看板に記載の通りの伊勢屋質店です。 白い漆喰壁の蔵と木造の母屋のバランスが美しい。 明治の建物ですが、まったく古さを感じません。経年変化によって味わいが深くなり、見ていても飽きません。 本来日本の建築とはこういうもの […]

青森県むつ市の現場 寒い中進む建築

今年の冬は例年より少し早い感じがします。 今青森県のむつ市で建設中の建物の監理に1か月に2回ほど行きますが、この前の寒波といい、とても厳しい環境の中での仕事となっています。 昼間でも氷点下で、現場に立っていますと、ここは […]

銀座和光の美しい階段 階段は上裏が大事

銀座和光です。 中には時々入りますが、階段室は見逃していました。 その階段が素晴らしい。 階段の設計は、建物の中で一番難しいのですが、綺麗に見せようと思うと下から見た階段の裏をいかに綺麗に美しく見せるかで、その良し悪しが […]

銀座ミキモトビル 昼の顔

お昼に時間がとれたので、再びミキモトを見てきました。 今次々と建替えられる銀座通りの建物は、俺が俺がと出しゃばる建築ばかり。通りを歩いていても煌びやかな事はわかりますが、どのビルもそうなので、何をやっても目立たないとい […]