京都の唐紙老舗 唐長さん-1

今工事中の現場では、和室に伝統美を入れ込む設計をしております。 襖は、今まで新鳥の子のサンプル帳から選ぶ程度でしたが、今回は、京都の唐紙の老舗唐長さんのものにしました。 数あるサンプルの中から選ぶのですが、どれもこれ […]

森の中の喫茶 茂庵

廻りは深い森のようです。 開口部からは、森の緑を介して京都市内が見下ろせる絶好のビューポイント。 反対の窓からは大文字焼きの大の字がはっきりと見ることができます。 内部は、丸太の柱・梁を表した天井。 とても静かな空間 […]

歩いてしかいけない森の中の別荘茂庵

京都の大急ぎの探索も最後の建物になりました。これが、なかなか見つからず、タクシーに乗っても建物までは行けない、丘の上にあります。 入口は、ほとんど解らず、小さく茂庵の文字を発見。 薄暗い山道を登ると標識発見。この道が間違 […]

造園家小川治兵衛による池泉回遊式庭園

庭園は、回遊できて水遊びができます。 東山を借景とした遠近感の溢れる壮大な庭造り。 川は、敷地一杯に回りこんで流れます。 大きなたまりもあり、ここが本当に京都の市街地かと思うような自然豊かな光景 山縣有朋がこよなく愛した […]

山縣有朋の別荘 無鄰菴

明治の元勲 山縣有朋がこよなく愛した別荘です。川の流れを敷地に入れ、大きな庭園の中を小川が流れるダイナミックな造園。 建物も庭に溶け込み、開放的で気持ちの良い空間でした。 ずっとここに座って庭を見ていたい。そんな遠近感の […]

美しい光が天井を照らす傘亭

内部空間が豊かな傘亭。 天井が傘のようになっているのでこの名前があるのですが、じっくり見ていると、屋根の構造に下から光が反射しているので、この構造が見える事に気が付きます。 茅葺屋根と壁には隙間があり、そこから光が内部へ […]

中央の階段が魅力的な時雨亭

何といいましても時雨亭は、階段が建物の中央に付いているのが面白い。 それと、開口部の豊かな表現。 扉を上に跳ね上げて掛け金物で吊る蔀戸(しとみど)が大きなデザイン要素となっています。開口部の建築。丸、四角と窓があり、 […]

高台寺 廊下で繋がれた時雨亭と傘亭

早いもので今日から7月。今年半期も終わり、残りの半期も全力で駆け抜けます。プログも引き続き思ったことを書き綴りたいと思います。 さて、京都の続き。 高台寺の一番高いところに建つ、時雨亭と傘亭。千利休の作と言われる。 2つ […]

ニノ坂 面白い木造建築の街並み

京都には本当に毎度勉強させられます。いつも面白い建物や景色が見られ、デザインの宝庫なのです。 この建物も面白いでしょう。 なぜ、2階が45度振れているのか?2階に上がってみないとその答えは解りませんが。よく瓦でこの建 […]

臥龍廊  不思議な階段

北政所の墓所である霊屋へと繫がる階段で、臥龍廊と呼ばれます。 龍が昇っていくような曲線の屋根があり、階段は、4段ごとに踊り場があり、階段上から見るとその踊り場だけが見えるため、とても1段が高い階段に見えます。 結構難しい […]

高台寺 観月台 ちょっと立ち止まる場を作る

遠州の庭の額縁にもなる渡り廊下 真ん中に観月台と呼ばれる場があり、ここから月を眺められたそうです。 池を跨いでいて、舟の上から眺めるような気持ちにさせてくれるのでしょう。 流動的で動きの早い空間が多く、実生活の中でも何だ […]

高台寺 借景を用いた小堀遠州の庭園

高台寺の庭園 これは、方丈から勅使門に拡がる方丈前庭に、通常は白い石によるお庭。 今回は、その方丈庭に、龍の意匠がほどこされて展示されていました。 瓦と、檜皮による龍は42mとか。正面の石がそびえる部分が頭です。 ちょっ […]