ウエスティン都ホテル 佳水園 見え隠れする廊下
先ほどのロビーから廊下を伝い客室に向かいます。
中庭に面する窓には簾がかかっていて、視線は庭へと自然に注がれます。
中庭は長方形なので、廊下も単純に直線かと考えがちですが、そこは村野建築。歩いていても飽きさせません。
突き当りには少しコーナーが作ってあり、少しだけクランクします。
そのクランク部分は、壁で囲み、障子の光で置物を照らす工夫がされています。
一度クランクすると、中庭への大きな開口はなくなり、障子の開口が連続します。更にこの先はクランクしていて、前が見通せない工夫がしてあります。
ここでようやく階段登場
緩やかな昇りやすい階段。階段の先はまたクランク。昇り始めると次の階段がみえてきます。こんな感じで、廊下といえどもその変化を楽しみながら歩くようにできているのです。