京都 富小路通り まるさんかくしかく の心地よい中庭
京都富小路通りに面する、間口が広い町屋をうまくデザインしたまるさんかくしかくを訪れました。
間口の長さで税が決まっていた京都の中で道に面してこれだけ長い間口を持つ町屋はそうはありません。
その100年を超える町屋の中に雑貨、レストラン、ギャラリー、ヘヤサロンを持つこの建物はなかなか魅力的です。
ロゴが載った軒
格子を通して中の店舗の様子が垣間見ることができます。
暖簾をくぐると、エントランスの土間
向かって右が「只」というレストラン。ガラス張りですが、この土間からは入れず、一旦正面の扉を開けて、中庭に出、そこからアプローチします。
土間のエントランスから扉を開けて入った中庭。
正面の竹垣、左の煉瓦貼りの洋館、右のレストラン「只」のエントランス
石の床、井戸、照明、すごくバランスが取れた配置で、スケール感も丁度よく、
考えつくされた中庭だと感じました。
こちらは、中庭奥から玄関側を見たもの。
壁の位置がセットバックしているので、圧迫感がなく、光も十分入ってきます。
通りの喧騒も感じない静かな中庭で、今の建築にも十分使えるアイテムでした。