RC造の建物に勾配屋根を付ける

鉄筋コンクリート造の建物はだいたい屋根はフラットで、外周を立ち上げて造ります。屋上に設備機械が載るような大きな建物の場合は、メンテナンスもきちんとできるので問題はありません。住宅の場合はどうでしょうか?屋上を作ってもそこに行く階段がないと、なかなかタラップでは屋上には上がらないんです。メンテと言いましても個人住宅ではなかなか。で、今回の計画ではコンクリート造ですが屋上は勾配屋根をかけて、ノーメンテとしました。 外断熱工法なので、コンクリートから外に50mm断熱材が出てきますが、そこの上端を屋根の金物で処理し、水が入らないように工夫しました。 階段室に光を落とすトップライトは3連のものですが、既製品で特に雨仕舞は工夫がしてあり、今まで問題になったところはありません。 内部は床の下地が貼られ、壁の下地も完成。 ここから壁工事に入っていきます。