グンナール・アスプルンド 夏の家 ムーミンの形をした暖炉、床段差がある落ち着いたリビング

それでは、夏の家に入ります。玄関の前には机や椅子にもなる大きな石。 玄関扉はそれが玄関と主張するようなブルーの鮮やかな色が付けられ、その右横の扉はサブと扉の意味で白い塗装となっています。 入りますと、入った部分の床の仕上げは煉瓦。その煉瓦の床は、リビングへと続きます。 籐の囲いは、コート架け 右の扉が玄関。そして、左の開口部は、ダイニングから外を見れる大きな窓 籐のコート掛けの左の扉の向こうがリビングとなります。土地の緩やかな勾配をそのまま建物の生かした設計で、数段階段を下がっていきます。 扉を入ると、このような大きなリビング。 左には、暖炉。正面は、湖を眺められる開口部。右にはスタディーデスクが続きます。 暖炉は、柔らかい可愛い形のムーミンを創造させる白い暖炉 階段に腰かけて暖炉にあたり、外を眺め、一杯。最高です。 そして、この有機的な形態の暖炉の後ろに廻り込みますと、洗面所が設置されています。この部屋は、リビングでもあり、スタディールームでもあり、ベッドルームでもあるんです。そのための洗面スペース ぐるりと見まわします こちらは、壁面一杯に設置されたスタディーカウンター その奥にはソファーベッドが配置 この壁だけが、木の仕上げになっています。 ベッドはありますが、布団は?というと、実はカウンターに仕掛けがあってカウンタートップのふたを開けると、そこに布団がしまわれていました。 木の壁に掛けられたコートは、グンナール・アスプルンドが実際に使っていたオリジナル。 この夏の家は、アスプルンドが使っていたその当時のままで、きちんと大切に使われ、メンテされています。