アルヴァ・アアルト セイナッツァロの役場 議会場に至る心を鎮める階段アプローチ

さて、ここから議会場に至るアプローチがまた見せ場の一つです。事務室のある階は、町の住人が訪れる開かれた場であるので、中庭に思いっきり開放された明るい空間でしたが、この階段から上は、村の役人さん達が会議を行う大切な領域。 […]

セイナッツァロの役場 中庭に面した光の廻廊

セレナッツァロの役場の玄関です。実にヒューマンスケール。威張ってないし、クールな感じはしません。街の人達が暖かみと親近感を感じる玄関扉。役場というものをアルヴァ・アアルトがどのように捉えていたかが、この玄関扉で解るよう […]

セイナッツァロの役場 4m盛られた中庭に向かう2つの階段

さて、中庭へと昇っていきます。この中庭は、4m盛り土されています。アルヴァ・アアルトはこの場所にイタリアの山岳都市と同じような変化に富んだ魅力ある空間を作りたかったのです。この中庭には2つの階段が建物のスリット部分に設 […]

アルヴァ・アアルト セイナッツァロの役場 中庭を囲んだアアルトの理想都市

中庭と言う言葉につい気持ちが揺れる私ですが、建物で囲まれた中庭は、やはり建築の最も魅力的なシーンの一つであることは間違いありません。このアルヴァ・アアルトが設計した役場の建物にも魅力的な中庭があります。ユヴァスキュラ […]

アルヴァ・アアルト ユヴァスキュラ労働者会館 アルヴァ・アアルトの最初の公共建築

フィンランドの地方都市ユヴァスキュラで設計事務所を開いたアルヴァ・アアルトが、コンペで選ばれ初めて実現した公共建築が、ユヴァスキュラ労働者会館です。完成した当時、この建物の周辺はすべて木造で1,2階建て。そこの現 […]

フィンランド ユヴァスキュラ大学 学生食堂 外のテラスもある居心地良いダイニング

そにす住む人、働く人、学ぶ人がいかに心地よくいられるか?それは設計をする者にとって第一に考える事です。このアルヴァ・アアルトが設計した学生食堂は、学生が楽しみの一つでもある食事や喫茶の時間にいかに気持ち良く過ごせるかを […]

フィンランド ユヴァスキュラ大学 学生食堂 煉瓦と木サッシの落ち着く建物

アルヴァ・アアルトが設計した建物で構成されるキャンパスですが、どの建物も目的に合わせて工夫があります。ユヴェスキュラキャンパスの中央トラックに沿って設けられたメインストリートを歩くと、右手に見えてくるのがこの学生寮 […]

フィンランド ユヴァスキュラ大学 競技トラックを中心とした馬蹄形の配置

アルヴァ・アアルト美術館のすぐ近くにあるユヴァスキュラ大学は、1951年の設計競技によりアルヴァ・アアルトが獲得。それ以後、多くの建物を設計し、今に至ります。競技用のトラックを中心にその廻りを馬蹄形に囲むように大学 […]

ユベスキュラ アルヴァ・アアルト美術館 木のうねる壁とアルヴァ・アアルトデザインの椅子が並ぶコーナー

ハイサイドライトからの光は大きな壁にあたり、それが反射して間接光となってフロアーを照らします。いくつかの大きな光を受ける壁の奥の一つがこの木デザインのうねる壁。木立が風にそよぐような印象を受ける縦ラインが強調された […]

アルヴァ・アアルト美術館 アアルト設計の建築コンセプトが一目でわかる素晴らしい展示の美術館

建築の美術館ですが、アルヴァ・アアルトがどのように考えて設計したかそのコンセプトやスケッチ、そして模型が建物毎に実にうまく展示されていて解りやすく、しかも建築の素人にも楽しめる内容になっています。展示パネルの色や文字 […]

アルヴァ・アアルト美術館 人を導くうねる階段手すり

それでは、アルヴァ・アアルト美術館の方に入っていきます。玄関の扉を開けますと、左が受付とその奥にショップとクロークスペース。白い半円筒のタイルが貼られた丸い柱。アルテック社の椅子や木カウンターがさりげなく置かれてい […]

アルヴァ・アアルト ユベスキュラ アルヴァ・アアルト美術館 アラビア社製の白い煉瓦タイルと半円柱ボーダータイルによる縦ラインを強調した外観

ユベスキュラ教育大学のすぐ近くにある、アルヴァ・アアルトの建築作品を展示する美術館で す。1973年竣工のアルヴァ・アアルト75歳の時の建物で最晩年の作品の一つ。扇形の平面、ハイサイドライトからの光をふんだんに採 […]