白洲次郎と正子が暮らした武相荘 奥行を感じるエントランスアプローチと建物配置
東京町田市の鶴川に、白洲次郎と正子が暮らした家武相荘があります。この土地が武蔵と相模の間にあること、そして白洲次郎独特一捻りの発想から不愛想をかけた名前になっています。駐車場からいきなり京都のお寺のような林を抜けるアプローチ。階段を昇ると、その先に門が構え、その先に家が見えます。奥へ奥へと抜けていく視線。その先にある趣のある建物群。このアプローチを歩くことだけで、気持ちが高まります。
図面のように、階段を上ると、カフェやチケット売り場もありますが、そこは後にしてまずは、立派な門をくぐります。
床の石のアプローチも趣と、奥行感、動きを感じます。
門をくぐり、一番奥に見えるのが茅葺屋根のある母屋。今はミュージアムとなっていますが、リビング・囲炉裏のある和室・書斎・2階の子供部屋の構成です。手前は今はレストランですが以前は食堂とキッチンだったそうです。いずれも当時ではごく当たり前にあった民家ですが、それを上手く、おしゃれに使い込んで、楽しく暮らしていたようです。
門を入ってすぐ右を見ますと、2つの建物があり、左はレストランで、右がバー。
階段をあがって中にはいりますと、カウンターバーがあり、大人の男の世界が拡がっています。
門の照明器具も素敵