情報を共有し、未来につなげる 明治生命館
改修・修復工事では、その建物を建てた当時の技術や職人の技、時代背景も含めてすべたが今へとつながる膨大な資料が出てきます。その資料をすべて公にして、訪問した人が誰でもみれるようにとまとめられた部屋がこの部屋。
パソコンには膨大な資料が、見やすく整理されており、例えば椅子の修復はどうしたのかとか、外壁の石はどのように貼ったのかとか、素人でもわかるように工夫された展示がなされています。技術を隠さない。すべてオープンにして、その技術や建築に対する当時の想いを今に伝える。それはとても大切なことです。
このモダンなスペースが、情報公開スペース。歴史もわかりますし、細かな作業や、施工状況もすぐ解ります。
壁には実物大の柱頭も壁に表現。あまりの大きさに驚かされます。この柱頭は、石を載せたあとで、石工がノミで削り出しています。もちろんヨーロッパの本物は見ていないわけで、驚くべき技術。
そのほか2階会議室は、戦後アメリカGHQの司令部としても使われていた部屋も見れます。