海と空を切り取る建物 七里ガ浜ウィークエンドハウスアレイ
穏やかな日は海を見るのが最高のリラクゼーションと感じる人は多いのではないでしょうか。鎌倉七里ガ浜にあるコンクリート打ち放しの建物、ウィークエンドハウスアレイもそんな海が見られる建物です。設計は千葉学氏。billsとい […]
日本の庭 白砂利の道
今度は白い砂利石を敷き詰めた道です。 こうして道の縁には石を並べ、水が流れるせせらぎと上手く対比させ、いろいろな景色を見せてくれます。手入れの行き届いた人工の庭ですがそこに野山のあるがままの自然を思い浮かべることができる […]
日本の庭園 瓦のみち
日本の庭にはいろいろな手法が用いられていて、自然の営みを歩くだけで感じるような工夫が随所にみられるわけですが、歩くみちにもいろいろあります。 これは瓦を用いた瓦道。古くなった瓦を小端に立てて、地面にいれていきます。瓦と瓦 […]
曲面屋根のある人を優しく迎える門 編笠門
お寺や神社の大きな屋根の軒先では、直線ではなくわずかに反らして屋根が下がって見えないように、安定感が得られる。そりのある屋根は美しい。 玄関に立つ門にもいろいろあって、威厳を表し、邪気がはいらないようにする門。家の格を表 […]
鎌倉 茅葺屋根の一条恵観山荘
さて、メインの建物であります山荘。文化的見識のあった一条恵観がみずから指導して建造した山荘は、自然の中にいるような野趣あふれるものとなっています。大きな屋根は勾配のある茅葺屋根。庭に開かれた障子にもデザイン的な工夫があり […]
すだれのある風景
庭と内との緩やかに繋げる。いつも自然を感じながら、普段の生活の中に自然を持ち込む。そんな装置は日本の家にはむかしから優れたものが沢山あるわけですが、この簾(すだれ)もその一つです。庇を外に跳ね出して、その先端に簾を垂らす […]
鎌倉 一条恵観山荘庭園 奥行を感じる素晴らしいエントランス
鎌倉の報国寺のすぐ近くに一条恵観(いちじょうえかん)が残した山荘があります。江戸時代初期の公家であった一条恵観は後陽成天皇の第9皇子で関白・摂政を2度務めた方。その一条恵観が京都西賀茂の広大な敷地に設けた山荘が、戦後鎌倉 […]
明治36年建造の蔵を改修してサロンに
中山邸には明治建造の蔵が残っていて、そこをサロンのように改修して使われています。木造の持つ力というか耐久性は、やはり実物を見ますと納得します。構造体の柱や梁は全て無垢のもので自然乾燥して強度を確保し、その木が生えていた環 […]
間接光で光る床の間 中山邸
和室は最近の設計でも減っていますが、客間や泊まりの親族の為や、子供の遊び場など自由に使える空間としての価値はまだまだ健在です。中山邸では仏壇スペース、客間として使われたのでしょう。和室には床の間。その床の間には横から光 […]
光を採り入れる格子 優しい間接光 宮脇檀中山邸
窓や格子のアイデアはまだまだあります。いろいろな光の採り入れ形、開口部の工夫が見られる中山邸。 まずは、格子からの光を採り入れた書庫 リビング側から見える中庭を介しての格子。この格子の向こうにはなんと書庫の棚になって […]
風を通す開口部の工夫 宮脇檀 中山邸
宮脇さんの書いた本には、住宅において必ず風を通すことが大切とあります。その通り。でもプランによっては、どうやって風を入れるのか、迷ってしまう事もたびたび。大きなガラスサッシを使いたいし、引違いは使いたくない。開きのサ […]
宮脇檀設計の中山邸を見る。玄関から覗く中庭
近代建築の良さは公共建築では少しずつ認められて、保存の動きもようやく見られるようになりましたが、住宅に関しては保存は極めて難しい。区や市などに寄贈して見てもらうというような余裕がある場合は別にして、個人所有となると、世代 […]