首里城 様々な琉球石灰岩の貼り方
首里城には琉球石灰岩が沢山用いられています。
その壁や床の石の貼り方にも様々なデザインがあり、良く見るととても面白い。
これは、亀甲型の壁面石。
陰影が感じられ、深みがあります。
横から見てみるとこんな感じで、一つの石でかなりの凹凸を造っています。
縁の部分は削って立体感を表しています。
揃えながら積んでいくのも大変かと想像できますが、できあがりは美しい
隙間がほとんどない、目地でごまかしていない積み方。相当な熟練工の仕事です。
こちらは、床面のやはり亀甲型の貼り方。
隙間には緑が。
年数をかけてこうなったと思いますが、これもなかなか綺麗でかつ温かみがあります。
こちらは、また別の壁面
亀甲型ではなくて、四角いのですが、楔状に一部他の石に食い込ませています。
これも強度を考慮した積み方。目地はほとんど無し。
アーチは特に難しい。
アーチの頂点で、石をジョイントしてますが、これも熟練技。