旧山邑邸 ヨドコウ迎賓館(2) 流動的な階段と光織りなす美しい模様の廊下
フランクロイドライトの建築の面白いところは、流動的な空間。
人が動くことで、次から次へと現れる場が、感動するように仕掛けられています。
その顕著な例がこの階段と廊下。
ライトの建築を歩くとき、いつもワクワクさせられる移動空間
まずは、玄関から2階へ。2階の応接からプライベートな3階へ上がる階段
階段の踊り場から更に5,6段上がるのですが、ここで左右二手に分かれます。
向かって左は家族室へ、右側は和室につながる廊下へ
家族室から見た階段室
ちょっとした溜まりの空間ですが、階段部分が吹き抜けになっているので、広く感じるのです。
窓からの緑もありがたい。
そしてこちらが光あふれる廊下です。
芦屋川を望む方向は、西側ですが、西側からの太陽の光が廊下に入ります。
開口部にはその光をデザインするための意匠がなされています。
廊下の床面に落ちる光と影が最高
午後の晴れた日にしか見れない景色
こちらは見返し。
この光をデザインする窓の装飾
網戸にも光と影が映ります。