芦ノ湖テラス 湖を三角の額縁で捉える
素晴らしい眺望を建築としていかに捉えるか?
これは建築を計画するものにとって永遠のテーマです。
屋外で美しい景色を見ているだけでは、建物なんていりませんが、
建物の中から、その美しい景色を切り取ることで、改めてその景色の持つ素晴らしさを認識することができます。
建築という額縁のデザインは、悩むところであり、一番楽しいところでもあります。
この芦ノ湖テラスの屋外テラスからの切り取られた景色もそうですが、
ここでは、大きな切妻屋根が領域を決めています。
スケール感、方位、高さ、そして開口部の形、構造・・・悩みますね。
その場所にとって最も心地よいスペースを創り出す。建築家の醍醐味がここにあります。
このショットからは、手前の駐車場が目に入りちょっと邪魔。
微妙な高さですが、植栽を施すか、木のルーバー塀を作るか・・・