寒河江(さがえ)市庁舎 メタボリズムを表現する建築 黒川記章
山形県寒河江(さがえ)市の市庁舎です。
設計は黒川記章。
1967年の竣工。
生命体の適応性を建築にはめ込み、人口増加に対応しながら建築も臨機応変に新陳代謝を行う
メタボリズムの考え方を取り入れた建築です。
文化遺産としてのモダニズム建築ドコモモにも選ばれる将来にも残すべき建築の歴史を伝える建物。
駐車場側から見た外観。最上部に突き出ているのが、上層階を支えるコアを持つ柱
四角い建物が、浮いたように姿を現します。
スロープで、市庁舎へと導かれていきます。
5階建ての建物ですが、3階から上の部分は、大きな4本の柱によって支えられています。
大きくはね出して浮いているダイナミックな構造
1階は議場で2階は市民ホール
3階のテラスから見たところ
テラスから見上げると、このような外観
大きな4本の柱で支えられ、床はそこからかなりはね出しています。
開口部部分には柱は無く、全てがサッシ。全周開口部という構造設計。
この建物は最近、耐震改修が行われました。
今でも市庁舎としてちゃんと活きているところが嬉しい。