長野県立美術館(5)谷口吉生設計の東山魁夷美術館 スキッとした切れの良いデザインの建築は健在
長野県立美術館本館より、谷口吉生氏設計の東山魁夷美術館を見る
以前は、このように東山魁夷美術館は見えなかったと思います。
本館は、宮崎浩さんの設計。宮崎さんは槇文彦さんの元で設計を担当し独立
シャープで繊細なディテールは、谷口さんにも通じるところがあり、2つの建物は、違和感なく風景に溶け込んでいました。
一通り大好きな東山魁夷の絵を見た後、この池の空間に出ます。
アルミ外壁と、低いアルミの庇。池を挟んでコンクリートの壁が建ち、その向こうに植え込み。日本的です。
東山魁夷館も数年前にリニューアルされているせいか、完成時と変わらぬ清らかさでした。
椅子やソファーに腰掛けて庭を眺めていますと、時のたつのを忘れます。
静かな佇まい。
外観もどこか桂離宮を思わせるなぁ
未来に残す名建築です。