沖縄 聖クララ教会(1) 築60年のコンクリートの教会 DOCOMOMO建築
1958年竣工のこの教会は、沖縄の与那原の高台に建っています。設計者はアメリカの設計事務所SOMで設計をしていた片岡献氏。
低く抑えられたコーナーエントランスから中に入ると、白い壁と穴あきコンクリートブロックの壁で構成された中庭を廻りながら、上手く聖堂へと導かれていきます。
いきなり聖堂というわけではない、この回り込む動線は、参拝者の心を穏やかに包み込みます。
こちらが、その回廊
中庭の向こうに聖堂が見えます。
片流れの屋根が折れるバタフライ型の屋根になっています。
そして聖堂へ。
天井の低い側廊。中庭側に設けられ、緑が目に飛び込んできます。
側廊から天井の高い聖堂部に入ると、天井がより高く感じます。
リズミカルな天井の梁。
両側は、そのすべてが開口部。
祭壇に向かって右側の開口部は天井一杯までの大きな開口部でステンドグラスがはめ込まれています。
祭壇側からの見返し
こちらは側廊の中庭に面する開口部
庭に面するサッシ部分には細い柱が入るだけで、残りはすべてスチールサッシ
柱が細く、シャープで軽快な構造システム
こちらは祭壇 シンプルですがそれがかえって良いですよね。