京都 一乗寺詩仙堂を訪ねる
詩仙堂は何度か訪問したことがありますが、いつ行ってもその庭の景色には日常の忙しさを忘れさせてくれる静寂が漂っています。
小さな門をくぐると、そこは別世界に導くアプローチ。この両側から適度に緑が迫るエントランスは素敵です。
詩仙堂は、徳川家臣石川丈山が59歳で造営し、90歳になるまで詩や歌、造園を楽しんだ場所です。
白い砂の向こう側に低いさつきが植えられ、目線はその向こうの山の緑へと注がれます。
川が流れ、ししおどしの音が静けさの中で響きます。鳥がさえずり、余計な音は聞こえず、その景色を楽しむ。
これならいい歌が詠めたでしょう。