前川國男 弘前市緑の相談所 庇が伸びる環境に溶け込んだ景観重要建造物
弘前公園の中にある弘前市緑の相談所。弘前に残る前川建築の一つです。 桜の環境に配慮したボリュームを抑えた設計で、正面からは、低く伸びる銅板の片流れ屋根と赤い煉瓦タイルの貼られた外壁が木々の間にひっそりと佇みます。 建物は […]
ふるさとあおもり景観賞 民間建築部門最優秀賞にみちのく銀行むつ支店が選ばれました
昨年完成した青森県むつ市のみちのく銀行むつ支店が、ふるさとあおもり景観賞の民間建築部門で最優秀賞を頂きました。 ある程度の規模がある建築は、都市や街並みに対して大きな影響力があり、設計した建物が景観に対して高い評価を頂い […]
旧弘前市立図書館 八角形の壁の中を進む階段
旧弘前市立図書館の平面図です。 八角形のドームの中にうまい具合に階段を納めていますが、なかなかの力技でした。 左が玄関で、玄関を入りますと、すぐに階段です。 壁に沿って廻りながら昇ります。 2階 2階にある閲覧室 さらに […]
旧弘前市立図書館 8角形の塔を持つ木造3階建ての図書館
旧弘前市立図書館は、明治39年の竣工。 設計施工は堀江佐吉。ルネサンス風の洋館で左右2つの8角形の塔と、その真ん中にあるドーマー窓、赤い屋根、多くの開口部が特徴です。図書館に始まり、アパートや喫茶店としても利用されたが、 […]
星野リゾート界津軽(旧南津軽錦水)青森伝統工芸の津軽こぎん刺しに触れる
前川國男設計の弘前こぎん研究所も訪れましたのでこぎん刺しが青森の伝統工芸品であることは、知りましたが、ここ界津軽のお部屋にもこぎん刺しが添えてあり、実物に触れることができました。 客室の扉を開けますと、廊下が伸びた和風の […]
星野リゾート界津軽(旧南津軽錦水)加山又造画伯監修の陶板壁画がロービーを飾る
ロビーの壁面一杯に飾られた壁画は加山又造画伯が描いた原画を氏の監修のもと陶板で再現したものだそうです。5月の桜、秋の紅葉、そして津軽の荒波を表現したもので「春秋波濤」という作品。 津軽の冬は厳しく、春になると一斉に桜が […]
星野リゾート界津軽(旧南津軽錦水) 開放的な廊下 池に写る美しい照明の光
水盤というのは、やっぱり良いもんです。水そして火、土といった要素が建物に盛り込まれることで、人の根底にある自然とのつながり、親しみが湧いてきます。水がないところに人工の池を作るには、それなりのコストもかかり、維持メンテナ […]
星野リゾート界津軽(旧南津軽錦水) 池の上に建つリゾートホテル 池の上を進むアプローチ
弘前から車で10分程度走りますと大鰐温泉に着きます。大鰐温泉の開湯は約800年の歴史があるというもので、昔からの湯治場として栄えました。温泉のお湯は無色透明。ゆっくりとした時間を過ごすことができました。 さて、いつもホテ […]
前川國男 弘前市役所 緑が見える明るい吹抜けホールと重厚な木の手すりを持つ階段
弘前市役所に入りますと、まず2層吹き抜けのホールがあり、そこから各部署に分かれていきます。吹抜けを廻りこむように設けられた階段。回遊性のある廻り廊下。そして弘前公園の緑を取り入れる大開口。いかに気持ち良く働けるか、そして […]
前川國男 弘前市役所 弘前城追手門と呼応する水平に伸びた庇と柱・梁を表した外観
弘前市役所の庁舎です。昭和33年竣工の本館。右の打ち込みタイルの塔状建物は新歓です。弘前城のお濠に沿うような形で配置された本館は、2枚の大きくはね出した庇と、柱、梁をリズミカルにそのまま外観に表した意匠で、弘前城の追手門 […]
前川國男 弘前市民会館 光を受ける壁と吹抜け大ホール
ホール棟の方に向かいます。内部は入れなかったのですが、ホワイエはガラス越しに見れました。 まず、長いエントランスポーチから玄関に入ります。そこは低い天井のまま。光を受ける壁からは室内に反射光が差し込み、2階へと向かう大 […]
前川國男 弘前市民会館 重厚で存在感のあるコンクリートの階段
階段を見れば、設計者の好みやデザインの基がわかります。弘前市民会館の階段はコンクリート。でも正面から見ると、向こうが透けているので、野暮ったさは微塵もかんじません。重厚感があり、その存在感があればこそこの吹抜けホールがグ […]