京都 じゅばんと町屋の美術館 紫織庵を訪ねる
中央区新町とおりにある襦袢と町屋の美術館を訪れました。
通りに面した門からは、町屋独特の細長いエントランスアプローチが覗けます。
この長いアプローチが好きです。突き当りの最初が客人用の玄関。その奥に回り込んで家人用玄関そして使用人用玄関と3つの玄関があります。
奥は木造で、江戸後期の建造。名医と呼ばれた萩野元凱の医院として使用され、代々医院と門弟の教育所だったそうです。
右のタイルが貼られた建物は洋館で建築家武田五一の設計。フランクロイドライトが帝国ホテルで用いたタイルを参照し、ライト的なモチーフを外観に散りばめながら設計されたものです。内部は、チーク材を用いた洋間となっています。