太い木の柱と梁で構成された力強い空間 志摩観光ホテル 村野藤吾

何と言いましても、太い柱、そして自然の形態をそのままデザインとして表した太い梁で、固められたこの吹抜け空間は、訪れる人の心に訴える力があります。どうだ!と建築が主張するのではなく、あくまでも控えめながら、じっくり見ますとその力強さが伝わると言いますか、安心感をもたらすといいますか。これもスケール感なんでしょうね。高すぎない天井もそのひとつの要因です。 連続する、丸太を削った荒い柱 照明器具も勿論村野藤吾デザイン 高い天井にして間接光を採り入れています。 ここは、今はレストラン。 外も見えて気持ち良い空間です。 2階の飛び出したバルコニー。ここから演説もできますし、コンサートの指揮もできます。 将校集会所としての機能がわかる部分