ブランクーシ 本質を象る 京橋アーティゾン美術館で開催中
京橋のアーティゾン美術館で開催中のブランクーシ展に行ってきました。
具象の彫刻から本質を追求した抽象の彫刻へ。
彫刻を石の無垢材から彫り込んでいく直彫りへと技法を変え、独自の表現へと向かう。
「接吻」
石を削り出す
フォルムへの追及
「眠る幼児」
「眠れるミューズ」
卵形という普遍的な形態や、作家の手の痕跡をほぼ残さない仕上げが、ブランクーシの彫刻の主題が、完璧なフォルムのへの探求に移ってい過程を表している。
「眠れるミューズ」の後頭部
ブランクーシと交友のあったモディリアニの絵画
そして1918年の「ミューズ」へ
「ミューズ」側面
「ミューズ」後ろ
1925年の「眠れるミューズⅡ」
「魚」1924年
輝く円盤の上を魚が泳ぐ
鳥への捉え方
鶏
「雄鶏」1924年
佇む雄鶏の力強いフォルム
垂直を強調するフォルム
上昇、三角のフォルム、ノコギリ型の羽により雄鶏のもつ雄姿を表現
「鳥」
「空間の鳥」
建築もうわべ(表層)的な形態やカッコ良さに左右されず、
その本質を追求したものでなければ、人の心に訴えるものにはなりません。
「ブランクーシ展」は京橋のアーティゾン美術館で7月7日まで開催中