窓展 :窓をめぐるアートと建築の旅(2) 藤本壮介のパビリオン あいまいな外部を体感できます。
東京国立近代美術館で2月2日まで開催中の窓展
その外部には建築家藤本壮介氏の窓のない家が展示されています。
これがそのコンセプト
実際外から見ますとこんな感じ。
確かに外から見ると穴だらけ。これだけ開いていると、解放感はあるけど落ち着かないのではと思っていましたが、
中に入るとそうでもない。
これは、コンセプトにあるように、1枚の壁では無くて、入れ子状の壁による効果なんだと実感できます。
内部から。
壁の重なりがあるので、完全な外部と、中間領域的な内部と、完全な内部とに分かれます。
日本建築の半外部的要素も感じられますよね。
窓の開け方一つで、今までの中間領域とはまた違う、透明な半外部空間を味わえます。
なかなか面白い発見でした。
天井も普通は、全部壁を無くして、空にしてしまいますが、ここに水平スラブと開口を付けることで
より中間領域が意識されます。