京都 東寺 国宝金堂 裳階がつく重厚な屋根
東寺の伽藍(南大門、金堂、講堂、食堂、五重塔などの建物配置)が平安京創建時のそのままが残るもので、当時を偲ぶ唯一のものだそうです。
その中でこの金堂は、裳階と呼ばれる屋根が付き、外観は重厚感が表現されています。それにしても大きな木造建築で、かなり離れないと全体が見えません。
今のお堂は、豊臣秀頼が発願し再興させたもので1603年の竣工
内部にはこの構造は現れていない一つ屋根の空間ですが、天竺様式を用いたその組物の美しさとスケール感は圧巻でした。内部には薬師如来、日光、月光菩薩が納められています。
こちらは講堂
内部には弘法大師の密教の教えを表現する立体曼荼羅が安置され、21体の仏増からなる壮大な世界が表現されています。
太陽の光が格子から内部に入り、その光の基、曼荼羅の世界を体感することができました。