アンビルト建築-7 リビングの中の掘り炬燵のある和室

和室は、今どんどん無くなっていますが、やっぱり使い易く便利な部屋だと思います。ベッドでの生活が増えていますが、日本の狭い住宅事情を考慮すると、先人が営んできた和室に布団の生活は実に部屋を有効に使える手法です。勿論ベッド生 […]

アンビルト建築6-京都の町家のようなアプローチを求めて

アプローチは、できるだけ長くとりたいという考えは、私の設計する建築全ての共通するコンセプトです。 それが、京都の町家のように、少し狭く奥行き深く、そのアプローチ自体が自然を感じ気持ちのよいものでありたいと思います。 でき […]

鬼に訊け-宮大工西岡常一の遺言を見て感動

渋谷の映画館ユーロスペース他で上映中のドキュメンタリー宮大工西岡常一の遺言「鬼に訊け」を見ました。 法隆寺の宮大工から薬師寺の棟梁へ移り、西塔はじめ薬師寺伽藍の復興工事をおこなった宮大工のドキュメンタリーですが、木造建築 […]

アンビルト建築-5

内部の模型も大切なのです。 これは、1階部分 右の玄関から入り、奥が上から光が注ぐシャワースペース。その奥に浴室。 リビング・ダイニング・キッチンが一つになったオープンスペースで、階段部分が大きな吹抜けになっていてそこか […]

アンビルト建築-4

模型はその建物の考え方をクライアントに伝え、設計の考え方を自分自身でも検証するための大切なツールです。スタディー模型は、立体的にものを捉えるためには欠かせないものです。いくらスケッチやCGパースで検証してもやはり立体的検 […]

アンビルト建築-3

内部を考える時は、いつも光の採り入れ方を想像します。直射の光が夏には苦にしかならないので、できるだけ反射した柔らかい光をどのようにして空間に取り入れ、気持ちの良いスペースにするのかということがメインテーマです。光が上手く […]

アンビルト建築-2

建築家として、型にはまるパターンと言いますか、例えば安藤忠雄氏のコンクリート打放し仕上げとか、隈研吾氏のルーバーとか代名詞みたいなものを次々に打ち出していくのも良いのですが、あらゆるクライアントに対していろいろなパターン […]

アンビルト建築-1

建築を設計企画して実際に建設されるのは、5縲鰀10案に1件ぐらいの割合かもしれません。一つの建築を考える時も案は、A案から始まりE案、F案までどんどん進んでいきます。全く違う案もあれば、A案から順次わずかな変化を遂げなが […]

木製サッシ-5

木製サッシの内でお気に入りの開き方をするのがドレーキップ型のサッシです。 締まっている時は、サッシ枠が絵の額縁のように外を切り取ります。 また網戸は外に固定で付いているので、内部から見た時に目障りになりません。 内側に倒 […]

木製サッシ-4

自宅の木製断熱サッシです。 高さは、1900mm。高さは、その空間によって違うわけですが、このように少し低いサッシでオープンな開口とした場合に非常に落着いた部屋となります。開口部の高さ寸法は、そういう意味でもとても大切で […]

木製サッシ-3

木製サッシの材もいろいろあります。良く使うのはニヤトー材。重く、耐久性が強く、コスト的にも無駄の無い材料だからです。でも杉やヒバでも対応できるので、そこは、使う場所を考慮しての選択といえます。 このサッシはドレーキップサ […]

木製サッシ-2

水上高原では、大きな開口から自然の景色を最大限取り込みたかったので、非常に大きな木製サッシを使いました。冬の零下の気温を考慮し、木製断熱サッシとし、しかも厳しい自然条件に対する耐久性、そしてメンテナンスの関係から木製サッ […]