グンナール・アスプルンド 夏の家 屋根裏の天井高さを利用したベッドルーム
敷地の勾配をそのまま利用して建てられたアスプルンドの夏の家 写真は、右が高く左の奥にある湖に向かって下がっていく地面が解ります。 白い外壁にはなたれた四角い窓ですが、大きな白い面の4つの窓のうち、右からキッチンの窓、 […]
グンナール・アスプルンド 夏の家 外とつながるダイニングと地面の勾配を生かした段差のある立体住宅
グンナール・アスプルンドは、この夏の家を設計するのに、土地の持つヒエラルキーというか特殊性を生かしながら、できるかぎり地面に合わせた設計を試みています。岩山から湖へとなだらかに下っていく地面のスロープの上に白い家を […]
スウェーデンの建築家グンナール・アスプルンド 夏の家 景色を縁取るリビングの大きな窓 ガラスが上がり、網戸が降りる多機能窓
グンナール・アスプルンドの設計した夏の家で、一番大きな窓は、リビングの湖に向かう窓です。この家が完成した当時、スウェーデンで工業的に製作可能な最大の大きさの窓だったそうです。この一見FIXの固定窓のように見え […]
グンナール・アスプルンド 夏の家 ムーミンの形をした暖炉、床段差がある落ち着いたリビング
それでは、夏の家に入ります。玄関の前には机や椅子にもなる大きな石。 玄関扉はそれが玄関と主張するようなブルーの鮮やかな色が付けられ、その右横の扉はサブと扉の意味で白い塗装となっています。 入りますと、入った部分の床の仕上 […]
グンナール・アスプルンド 夏の家 自然に溶け込む 庭がリビング・ダイニング
グンナール・アスプルンドが家族と共に夏を楽しむ家は、景色の良い湖側が妻面、すなわち建物の短編方向となっています。これだけの景色があるのであれば、建物は90度振ってどの部屋からも湖が見えるようにするのが普通と考えます […]
グンナール・アスプルンド 夏の家 白いシンプルな木造家屋
フィンランドの人もスウェーデンの人も夏を本当に心から楽しむために自らの身体を森に抱かれるように、森の別荘に夏は向かいます。 建築家グンナール・アスプルンドもストックホルムから車で1時間ほどの湖の近くに夏の家を建 […]
水の都ストックホルムの旧市街地ガムラ・スタン 建物と建物に挟まれた美しい路地空間
ストックホルムの旧市街地ガムラ・スタンは、島ですが、そこに至るには何本かの橋を渡ります。 ひとつののルートの途中にはこれまた堂々たる国会議事堂が通路を挟むような形で建っていまして、なかなかの迫力 左の円形建物が、国会議事 […]
ストックホルム旧市街 ガムラ・スタン グンナール・アスプルンドの市立図書館の原型を見た
建築を設計する場合、何か新しい創造を求めますが、ゼロから何かを生み出すのではなく、そこは歴史的建造物や、集落、土木、彫刻、絵画など、あらゆるものからヒントを得ながら、アッこれだ!と思うものが浮かんでくるのだと思います。想 […]
グンナール・アスプルンド ストックホルム市立図書館 新古典主義の建築
四角い箱の上にドーンと飛び出した円柱の筒。この単純な外観からは想像を超えた内部が作り出されているストックホルム市立図書館。通りに面していかにも対称形を成すという感じですが、都市と軸からはわずかにズレを作り、街を歩く人が無 […]
グンナール・アスプルンド 森の火葬場 外と内を繋ぐスライド開口
外と内をつなぐ。これは、建築においては万国共通に考えられている事の一つですが、グンナール・アスプルンドが設計した森の火葬場では、亡くなった魂が森に帰るという概念からして、非常に重要な部分でした。どうやって内部と外部 […]
グンナール・アスプルンド 森の火葬場 魂を森へと還す大礼拝堂
礼拝堂は、亡くなった人と家族の最後の別れの場ですが、グンナール・アスプルンドが設計した森の火葬場の礼拝堂は、その悲しみを優しく包み込むような空間です。 角のない、人を包み込むような内部空間にはいろいろな工夫がなされ […]
グンナール・アスプルンド森の火葬場 家族を優しく繋げる椅子
1920年に森の礼拝堂を、1940年に森の火葬場をグンナール・アスプルンドは設計しています。1920年に礼拝堂を完成させた後、大切な息子を亡くしています。家族を失う悲しさを自ら体験したアスプルンドの建築は、その […]