グンナール・アスプルンド スカンディアシネマ 個室観覧席のある映画館
最近は、着飾ってお出かけすると言えば、クラッシックコンサートか演劇、ミュージカル、歌舞伎、きちんとしたレストランという具合でしょうか。昔はそれこそお出かけと言えば身近ではデパートなんかもそうでした。娯楽の多様化と、多種多様な食文化の誕生で、なかなか日常の中の非日常の機会が少なくなったような気がしないでもありません。さて、このグンナール・アスプルンドが設計したスカンディア・シネマですが、映画館は社交場であった時代。1階は一般席ですが、2階はぐるりと個室が並びました。それぞれの個室にはちゃんとサービスが控え、従業員も50人はいたそうです。
まずは、2階へ昇る階段。天井に絵画。鏡の壁が貼られ、華麗さが演出されています。
2階に上がりますと、雰囲気は一変。赤い絨毯。ビロードの壁、そして、自分だけの玄関ドア
扉は、一つ一つ別のデザインがされていて、自分の場所が決まります。
こんな感じでサービスがうけられたようです。
中に入ります。
今は個々のブースはありません。
優雅がひと時を楽しめます
床は絨毯。美しい刺繍が随所に散りばめられています。